マシンとの相性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 21:48 UTC 版)
「フランソワ・デルクール」の記事における「マシンとの相性」の解説
デジタル化、電気化を是としない機械式至上主義者である。プジョー時代、アクティブディファレンシャル(アクティブデフ)を導入した途端調子が悪くなり、プジョーチームのコラード・プロベラに直談判した。その甲斐あってデルクールのマシンのみが機械式に切り替わり、復調した。部品に関する注文も他のドライバーよりも多く、シフトについて注文をつけたところ、あてつけなのか、プジョー側からシフトの部品だけが送りつけられたこともある。しかし三菱ではどんなに文句を言っても最後までアクティブデフを使わされる羽目になった。フォード・フィエスタWRCを運転した2012年のラリー・モンテカルロでは、「昔よりも運転が難しくなった」と漏らしているものの上位入賞を果たしているため、(2012年のワールドラリーカー規格が一時期ほどデジタル化から離れたとはいえ)全く順応できないというわけではなさそうである。 クラッシュの多さが取り上げられることがあるが、彼自身のミスによるクラッシュというのは実は少ないほうである。リタイアは彼の過激かつ大胆なドライビングスタイルにマシンが付いていけなくなり、トラブルを起こしたときくらいである。実際、2002年のオーストラリアラリーの大クラッシュも、ステアリングの不調が原因であった。 ちなみにF2ラリーカーで走行していたときの感想に関しては「危険だ、と思いながら走っていた。とにかくコーナーでどこへ飛んでいくかわからないのが危険だと感じていた」と率直に述べている。
※この「マシンとの相性」の解説は、「フランソワ・デルクール」の解説の一部です。
「マシンとの相性」を含む「フランソワ・デルクール」の記事については、「フランソワ・デルクール」の概要を参照ください。
- マシンとの相性のページへのリンク