ワールドラリーカーとは? わかりやすく解説

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ワールドラリーカー

英語 World Rally Car

WRカー略されることが多い。本来は4WDターボカーを市販車もたない自動車メーカーWRC参戦できるように1997年から設定されカテゴリーグループA派生的な車種として位置づけられているが、FWDのノンターボカーを4WDターボ改造できるうえ、リヤサスペンションの改造認めるなど改造範囲グループAよりはるかに広い。そのため4WDターボ市販車にもつ自動車メーカー戦闘力向上を狙ってグループAからWRカーマシン変更しその結果現在のWRC主力カテゴリーとなっている。ベース車両年間25000台以上生産される市販乗用車

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ワールドラリーカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 09:13 UTC 版)

ワールドラリーカー (World Rally Car) とは、FIA世界ラリー選手権(WRC)の総合優勝を争ったラリーカーの規定。通称はWRカー


注釈

  1. ^ a b 後に他のメーカーにも認可されることになる
  2. ^ この手法は後にシュコダもファビアWRCで真似することになる
  3. ^ TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ、現TGR-E)でカローラの初期草案に関わった後にプジョーへ移籍。プジョー撤退後はスズキ、ヒョンデのWRC活動に関わった
  4. ^ ラリーGBではプジョーのマルコ・マルティンのコドライバーであったマイケル・パークが事故死したが、この時ローブはこのイベントでチャンピオンを確定することをよしとせず、わざと3位になっている。この出来事がなければ年間11勝であった。その後ローブは2008年にシーズン11勝を達成している
  5. ^ WRカー規定はエンジンの傾斜配置が可能だが、水平対向ではその規則の恩恵は受けられず、加えて補機類も上に通す都合上低重心化が難しかった
  6. ^ フラットボトム形状のアンダーガードをFIAに「空力付加物ではない」と認めさせ、ダウンフォースを高めた。またエンジンの低重心化も従来以上のものであった
  7. ^ ベース車の全長が4,200 mm以上の場合。全長4,000mmまでの場合は車幅1,770mmまで
  8. ^ 2.0 LのNAエンジンと共通の駆動系部品により、安価に4WDの競技車両を製作できる規定。戦闘力はグループN4相当を想定していたが、実際にはN4の速さを大きく上回った
  9. ^ ドライバーとコ・ドライバーを含めた総重量は1,350 kg。

出典

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