ポリマー‐アロイ【polymer alloy】
ポリマーアロイ
それぞれが優れた特性をもつ2つ以上の高分子材料を、相溶化剤を加えて相溶化させ、ひとつの樹脂として高機能をもたせた高分子材料。耐熱性、耐候性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐薬品性、難燃性など物性の改良、または接着性、親水性、成形性など新しい特性が付与される。例えばAS(アクリロニトリルースチレン)樹脂にポリブタジエンゴムを相溶化させ耐衝撃性、機械的強さを改善したABS樹脂がある。またポリフェニレンオキシドにポリスチレンをブレンドすることにより成形性を解決したノリル、すなわち変性PPO樹脂などがある。そのほか自動車分野では弾性率、耐衝撃性、耐熱性、耐塗装性に優れたポリマーアロイとしてポリカーボネート、ABSが内装材に、PC、ポリブチレンテレフタレートがドアアウターハンドルなどに用いられている。
参照 PP材、PPポリマーアロイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 13:15 UTC 版)
ポリマーアロイとは複数のポリマーを混合することで、新しい特性を持たせた高分子のことである。複数の金属から合金を作ることになそらえてポリマーアロイと呼ばれる[1]。新しいエンジニアリングプラスチックを開発する重要な方法の一つである。
- 1 ポリマーアロイとは
- 2 ポリマーアロイの概要
ポリマー‐アロイと同じ種類の言葉
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