ボリビア革命後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:54 UTC 版)
MNRはボリビア革命による政権取得後、パス・エステンソロとシレス・スアソが交代で大統領を務め、12年間ボリビアを治めた。この間、鉱山などの国有化や農地改革を行なうなど社会主義的な政策を進めていったが、国際収支が悪化しインフレーションが発生するなど経済的な破綻が起こった。このため、MNRは外資導入など資本主義路線に大きく方針を転換、アメリカ合衆国と歩調を合わせるようになっていった。 この方針転換は、ボリビア革命からの支持基盤であった労働者層から強い反発を受けた。そして1964年11月4日にレネ・バリエントス (René Barrientos) とアルフレッド・オバンド・カンディア (Alfredo Ovando Candía) によって引き起こされた軍事クーデターでMNRは失権した。 この頃からパス・エステンソロが保守化、シレス・スアソが左傾化して対立を深めたこともあり、ボリビアは以降1982年まで軍政が続く事になる。シレスはMNRから離れて民主人民連合 (Unidad Democrática y Popular : UDP)を結成した。
※この「ボリビア革命後」の解説は、「民族革命運動党」の解説の一部です。
「ボリビア革命後」を含む「民族革命運動党」の記事については、「民族革命運動党」の概要を参照ください。
- ボリビア革命後のページへのリンク