ホウジャク亜科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:20 UTC 版)
ビロードスズメ Rhagastis mogoliana Butler 翅開長:45 - 60 mm 分布:本州、四国、九州 褐色の目立たない蛾。腹部の末端が鋭角を描いている。成虫は5 - 8月に見られる。幼虫はブドウ、ホウセンカ、ヤブカラシなどに付き、腹部に大きな眼状紋を有するので判別出来る。 コスズメ Theretra japonica Boisduval 翅開長:55 - 70 mm 分布:日本全土 全身が褐色の小型のスズメガ。6 - 9月に見られる。幼虫は緑色乃至褐色で、ブドウ、ヤブカラシ、ツタなどを食べる。 ベニスズメ Deilephila elpenor lewisii Butler 翅開長:55 - 65 mm 分布:北海道から九州 夜行性の蛾で、4 - 9月に成虫が現れる。和名の通り全身が紅色をしており、所々に褐色の模様が入る。幼虫はホウセンカ、ツキミソウ、ツリフネソウ、ヤナギラン、ブドウなどを食べる。 ホウジャク Macroglossum stellatarum Linnaeus 翅開長:40 - 50 mm 分布:日本全土 昼行性の蛾で、容姿が蜂に似ることからホウジャク(蜂雀)と呼ばれる。棍棒状の触角を持つ。全身は褐色だが、後翅に黄色い模様が入る。7 - 11月に出現。 オオスカシバ Cephonodes hylas hylas Linnaeus 翅開長:50 - 70 mm 分布:本州以南 成虫は鱗粉を欠き、透明な翅を持っているので容易に判別出来る。羽化直後は灰白色の鱗粉で翅は覆われているが、翅を動かせるようになるとすぐに鱗粉が落ちてしまう。触角は棍棒状。胴体は黄緑色の毛に覆われ、腹部に赤色の横線が入る。日中活発に飛び回り、ハチと誤認されることが多い。成虫は6 - 9月ごろに発生する。幼虫の食草はクチナシ。
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