ベラ
ベラ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:09 UTC 版)
ベラ科 Labridae にはホンソメワケベラ・キュウセン・コブダイ・メガネモチノウオなど68属453種が記載され、世界中の温暖な浅海に分布し、日本近海からはおよそ130種が報告されている。本科は海水魚のグループとしてはハゼ科(ハゼ亜目)に次いで2番目に大きい科である。亜科や族の設置による細分化が試みられているが、見解の一致には至っていない。 体の形や大きさ、体色の多様性が特に大きい科の一つである。ほとんどの種類は鮮やかな体色をもち、同じ種類であっても性別・成長段階により異なるなど変化が著しい。体長15cm以下の小型魚類が多いが、メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)は最大で2.3mに達する。すべて昼行性で、夜間には砂の中に潜って休む習性がある。雌から雄への性転換を行う。 体は前後に細長く、左右に平たく側扁する。口を突出することができる。顎の歯は少なくとも一部は分割され、ほとんどの種では外側を向いている。 イトヒキベラ属 Cirrhilabrus イトベラ属 Suezichthys イラ属 Choerodon イラモドキ属 Peaolopesia オグロベラ属 Pseudojuloides オハグロベラ属 Pteragogus カマスベラ属 Cheilio カミナリベラ属 Stethojulis カンムリベラ属 Coris キスジアカボウ属 Polylepion ギチベラ属 Epibulus キュウセン属 Halichoeres クギベラ属 Gomphosus クジャクベラ属 Paracheilinus クロベラ属 Labrichthys コブダイ属 Semicossyphus ササノハベラ属 Pseudolabrus シチセンベラ属 Lienardella シラタキベラダマシ属 Pseudocoris シロタスキベラ属 Hologymnosus ススキベラ属 Anampses ソメワケベラ属 Labroides タキベラ属 Bodianus タテヤマベラ属 Cymolutes タレクチベラ属 Hemigymnus テンス属 Xyrichtys テンスモドキ属 Novaculichthys ニシキベラ属 Thalassoma ニセモチノウオ属 Pseudocheilinus ノドグロベラ属 Macropharyngodon ハシナガベラ属 Wetmorella ブダイベラ属 Pseudodax ホホスジモチノウオ属 Oxycheilinus ホンテンスモドキ属 Novaculops マナベベラ属 Labropsis モチノウオ属 Cheilinus 他32属
※この「ベラ科」の解説は、「ベラ亜目」の解説の一部です。
「ベラ科」を含む「ベラ亜目」の記事については、「ベラ亜目」の概要を参照ください。
「ベラ科」の例文・使い方・用例・文例
- ベラ科のページへのリンク