フォルスフィンガリングと代替フィンガリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 08:40 UTC 版)
「運指」の記事における「フォルスフィンガリングと代替フィンガリング」の解説
「フォルスフィンガリング(false fingering)」という用語は、木管楽器、金管楽器、および弦楽器といった異なる運指で同じ音を出すことができるが、音色が互いに明確に異なっている楽器で使用される。例えば、ギターでは、巻弦で弾いた同じ音は、ワイヤー弦で弾いた音とは顕著に異なる。そのため、同じ音を別の弦で短く連続して弾くことで、実際には音を変えずに音色の違いを強調することができる。期待される音色(求められる音色はパッセージに大きく依存する)と異なる音色でその音が演奏される時、それはしばしば「フォルスフィンガリング」と呼ばれる。 この技法はジャズの文脈では、特にサクソフォーンといった管楽器でよく見られる。 2つの音の間の音色に明確な違いがない場合は、「代替(オルタネート)フィンガリング」という用語がしばしば代わりに使われる。
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