ビン玉とは? わかりやすく解説

浮き玉

(ビン玉 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 15:35 UTC 版)

約14インチの日本製
びん玉ロード(三重県志摩市

浮き玉(うきだま)は、中が空洞となっている球状の漁具[1]漁網を浮かせる目的や目印として、真珠の養殖でも用いられる[2]

(特に)ガラス製のものは、ビン玉と呼ばれることもある[3]

ビン玉

日本における漁業用浮き玉は従来は木製で、明治・大正時代のニシン漁の際などに活用されていたという。その後、ガラス製のものが誕生し普及した。ガラスの吹き玉が盛んだった小樽にある浅原硝子製造所への、水産試験場からの依頼(明治43年製造開始[4][5])がルーツという説がある[6]

マグロ延縄漁にも用いられたが[3][7]プラスチック製の浮き玉(オレンジ色などのブイ)やラジオブイ[8]に移行していった[6]。それに伴いビン玉の需要は激減し、現在生産しているのは浅原硝子製造所のみ、それもほぼ装飾用に限られるという状況である。タコ漁に用いるため小ぶりのビン玉が現在も少数ながら製造されている。

再利用

三重県志摩市浜島町浜島の海岸沿いには、「びん玉ロード」があり[9][10]照明の外装として再利用されている。

海辺などにおける飲食店喫茶店スナック)でも、ガラス製の浮球(すなわちビン玉)を利用した照明が置かれていることがあるという[11]

三陸などでは、ビー玉風の小さなビン玉を用いたストラップが販売されている[12]

脚注


ビン玉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/27 02:14 UTC 版)

浮き玉」の記事における「ビン玉」の解説

日本における漁業浮き玉従来木製で、明治・大正時代ニシン漁の際などに活用されていたという。その後ガラス製のものが誕生し普及したガラス吹き玉盛んだった小樽にある浅原硝子製造所への、水産試験場からの依頼明治43年製造開始)がルーツという説がある。 マグロ延縄漁にも用いられたが、プラスチック製浮き玉オレンジ色などのブイ)やラジオブイ移行していった。それに伴いビン玉の需要激減し現在生産しているのは浅原硝子製造所のみ、それもほぼ装飾用に限られるという状況である。タコ漁に用いるため小ぶりのビン玉が現在も少数ながら製造されている。

※この「ビン玉」の解説は、「浮き玉」の解説の一部です。
「ビン玉」を含む「浮き玉」の記事については、「浮き玉」の概要を参照ください。

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