パ100形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/19 05:22 UTC 版)
パ100形は、1935年(昭和10年)2月から1937年(昭和12年)3月にかけてワ21000形から15両(パ100 - パ114)が名古屋工場、金沢工場の2箇所にて改造製作された10t積み二軸車である。 全車専属貨車に指定され、常備駅が定められた。配置は1951年(昭和26年)11月現在、長野駅2両、静岡駅1両、尾張一宮駅1両、土岐津駅(現在の土岐市駅)4両、大曽根駅2両、岡山操車場駅2両、志布志駅1両であった。 塗色は、黒であり、全長は6,617mm、全幅は2,605mm、全高は3,886mm、軸距は3,048mm、自重8.7 - 9.3t、換算両数は積車1.4、空車0.8、走り装置はシュー式、最高運転速度は65km/h、車軸は10t長軸であった。 1960年(昭和35年)2月4日に最後まで在籍したパ114が廃車となり、同時に形式消滅となった。 冷凍技術の発達によって輸送能率および輸送効率に難点のある鉄道による家禽輸送は廃止されたため、事実上の家禽車の消滅となった。
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