西沙諸島
別名:パラセル諸島
英語:Paracel Islands
南シナ海の西寄りにある諸島。中国、ベトナム、台湾などが領有権を巡って対立している。中沙諸島、南沙諸島、東沙諸島と共に南海諸島を構成する。
1970年代までは中国とベトナムが西沙諸島を分割してそれぞれ実効支配していた。ベトナム戦争の際に武力衝突に発展し、ベトナム軍が撤退、以降は全域的に中国が実効支配している。
2012年4月26日に、中国国家海洋局は、西沙諸島に埋立地の港湾を設置し、燃料補給用の基地として使用するという海南省の計画を承認したと発表した。
関連サイト:
国家海洋局同意海南省在西沙、南沙填海建码头 - 国家海洋局政府网站
西沙諸島
(パラセル諸島 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 01:46 UTC 版)
西沙諸島(せいさしょとう、中:西沙群岛)、パラセル諸島(英:Paracel Islands)または、ホアンサ諸島[1](ベトナム語:Quần đảo Hoàng Sa / 群島黃沙)は、ベトナムの東約240キロメートル、中華人民共和国の海南島の南東約300キロメートルに位置し、50近いサンゴ礁の島と岩礁で構成されている[2]。全ての島嶼を中華人民共和国が実効支配しているが[3][4]、ベトナムと台湾(中華民国)も領有権を主張している[5]。
- ^ ホアンサ諸島に中国軍の滑走路が完成 ベトジョー ベトナムニュース(2014年10月9日)
- ^ a b 小谷俊介(国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課)「南シナ海における中国の海洋進出および「海洋権益」維持活動について」(PEF)、レファレンス平成25年11月号 29ページ
- ^ 小谷俊介(国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課)「南シナ海における中国の海洋進出および「海洋権益」維持活動について」(PEF)、レファレンス平成25年11月号 30ページ
- ^ “ベトナム、西沙・南沙諸島の主権示す文書展示へ 実効支配する中国に対抗”. 産経ニュース (産経デジタル). (2015年5月16日) 2015年7月29日閲覧。
- ^ 小谷俊介(国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課)「南シナ海における中国の海洋進出および「海洋権益」維持活動について」(PEF)、レファレンス平成25年11月号 28ページ
- ^ 『中国諸南海群島文献彙編』(台湾学生書局 民国71年)pp.194
- ^ 島尾稔「中国・ベトナムの漢文文献の中の南シナ海方面の記述について 補遺17 (PDF) 」
- ^ a b 島尾稔「20世紀前半における南シナ海への日本人関与するメモ (PDF) 」
- ^ Kivimäki, Timo (2002). War Or Peace in the South China Sea?. NIAS Press. ISBN 978-87-91114-01-4. p.13
- ^ “尖閣・南シナ海、衛星や航空機で遠隔監視…中国”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2012年9月4日). オリジナルの2013年8月28日時点におけるアーカイブ。 2017年8月2日閲覧。
- ^ 海域管理に動態監視観測を実施 人民網日本語版(人民日報社)、2005年12月28日
- ^ 李登輝 (2013年5月). “台湾が感動した安倍総理の友人発言”. Voice (PHP研究所): p. 37
- ^ “米、西沙諸島で「航行の自由作戦」 中国政府は非難談話”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2016年1月30日) 2016年2月1日閲覧。
- ^ “中国国防省「重大な違法行為」 米艦、西沙で12カイリ内に”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2016年1月30日) 2016年2月1日閲覧。
- ^ “クローズアップ2016 西沙にミサイル配備 南シナ海、緊張拡大”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2016年2月18日) 2016年2月18日閲覧。
- ^ “中国、南沙に機関砲配備 西沙には対空ミサイル”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2016年2月18日) 2016年2月18日閲覧。
- ^ “中国が西沙諸島でミサイル配備=米報道”. BBC NEWS JAPAN (BBC). (2016年2月17日) 2017年8月9日閲覧。
- ^ “中国、南シナ海の永興島に定期便を運航”. AFPBB News (AFP通信). (2016年12月23日) 2017年1月18日閲覧。
- ^ “【紅い南シナ海・仲裁裁定1年】中国、最前線基地に愛国クルーズ 進む軍事拠点化、米国の逆襲始まる”. 産経ニュース (産経デジタル). (2017年7月16日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ a b “南シナ海の「海上民兵」厳戒の港 実効支配の最前線は”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2017年8月7日) 2017年8月9日閲覧。
- ^ “中国、南シナ海で新たに滑走路建設…ベトナム沿岸に最も近いトリトン島”. 読売新聞 (2023年8月19日). 2023年8月21日閲覧。
- パラセル諸島のページへのリンク