パブリックセーフティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 16:56 UTC 版)
「マニラ首都圏」の記事における「パブリックセーフティ」の解説
フィリピン国家警察(英語版)(PNP)は、フィリピン国内の法執行を担っており、ケソン市のボニー・セラーノ・アベニュー(英語版)沿いのキャンプ・クレーム(英語版)に本部が置かれている。首都圏警察庁(英語版)(NCRPO)は、マニラ首都圏で活動するPNPの地方支部であり、本部はタギッグのビクタンにあるキャンプ・バゴンディワ(英語版)に置かれている。NCRPO配下にマニラ警察地区(英語版)(マニラ)、ケソン市警察地区(ケソン市)、東部警察地区(マンダルヨン、マリキナ、パシッグ、サンフアン)、北部警察地区(カローカン、マラボン、ナヴォタス、ヴァレンズエラ)、南部警察地区(ラスピニャス、マカティ、モンティンルパ、パラニャーケ、パテロス、パサイ、タギッグ)の5つの警察管区に分かれている。 マニラ首都圏は2014年に国内で最も犯罪率が高く、59,448件の犯罪が報告された(バランガイレベルで報告された犯罪を除く)。そのうち25,353件は対人犯罪である。マニラ首都圏の犯罪率の高さに対する多くの批判からフィリピン国家警察は防犯活動を開始し、首都圏の犯罪は急激に減少した。2015年3月時点では、毎週平均919件報告されていたマニラ首都圏の犯罪は、50%減の412件に減少した。強盗や窃盗もわずか1ヶ月で63件減少した。 首都圏の防火、技術援助、緊急医療サービスを提供している首都圏消防局は、マニラ、ケソン市、第2地区、第3地区、第4地区の5つの消防地区から構成されている。 フィリピン軍の司令部は、ケソン市マーフィーに国防省とともにキャンプ・アギナルド(英語版)に置かれている。拠点はキャンプ・アティエンザ(英語版)とフォート・ボニファシオ(英語版)にも置かれている。フィリピン陸軍の司令部はタギッグのフォート・ボニファシオに、フィリピン空軍の司令部はニノイ・アキノ国際空港内のビラモア空軍基地(英語版)に、フィリピン海軍の司令部はマニラ市マラテ(英語版)のロハス・ブルバード(英語版)沿いに置かれている。 フィリピン沿岸警備隊の本部は、マニラ市のポートエリア(英語版)(マニラ南港)に置かれている。沿岸警備隊NCR地区の本部もマニラ市にあり、基地はパシッグとタギッグにあり、ナボタス、パラニャーケ、タンゴス、ビータス、マニラ北港、マニラ南港、フィリピン文化センター(英語版)などに分遣隊を保持している。 2012年に発足されたAFP統合任務部隊-首都圏(英語版)は、マニラ首都圏の平和と安定を確保するため、現在休止されている首都圏司令部(英語版)と同じ機能を小さな規模で運営している。
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