バリアブル‐いんさつ【バリアブル印刷】
バリアブル印刷
別名:可変印刷,バリアブルプリンティング,バリアブルデータプリンティング
【英】Variable Data Printing, VDP
バリアブル印刷とは、印刷物の1点1点に異なる内容が含まれるような印刷を可能とする方式である。
バリアブル印刷の典型例としては、氏名が1点ごとに異なる感謝状や、宛先が1点ごとに異なるダイレクトメールの印刷といった用途が挙げられる。宛名だけでなくメッセージや案内内容を顧客ごとに変更するといったマーケティング上の試みとしても活用が進みつつある。
バリアブル印刷は製版が必要ないプリンター型の印刷方式によって実現される。その意味でオンデマンド印刷の一種として扱われることが多い。
バリアブル印刷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 06:35 UTC 版)
バリアブル印刷(VDP: Variable Data Printing)とは、Variable Information Printing(VIP)とも呼ばれ、データに基づいて印刷する内容を変えて印刷を行うこと。版により固定的な内容を印刷する、古典的な印刷概念に対抗する概念である。ダイレクトメールの宛名印刷が典型的なバリアブル印刷である[1]。
- ^ 一般社団法人 日本印刷産業連合会 印刷用語集によるバリアブルプリントの説明
- ^ 公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT) バリアブルプリントで差を付けよう では、米国のある印刷会社でのカーディーラー向けWeb to プリントの販促システムが紹介されている
- ^ 一般社団法人 日本印刷産業連合会 印刷用語集: 請求書などの開封率の高いダイレクトメールにカスタマイズしたメッセージの広告を組み込む販促手法。
- ^ 罫線や固定文字列などをまずプリンタに転送し、印字用可変データのみをその都度送り、保存したデータと合成して印刷することで、限られた転送帯域と処理性能を有効に活用したもの
- ^ PPMLは印刷する側の効率化には有効であるが、コンテンツ制作側には事前確認が必ずしも容易でないなど、動機づける要因が少ない。このためにPDFを拡張したPDF/VTが加わったとみることもできる。
- ^ グローバルグラフィックス株式会社代表取締役ブログによれば、Harlequin RIPはPDF Retained Raster (PDF ラスタ維持機能)により、PPML 等の特殊ファイルが不要としている
- ^ 個人ユースに重点を置いた年賀状ソフトも、広い意味では含まれる
- 1 バリアブル印刷とは
- 2 バリアブル印刷の概要
- 3 今後の課題
- 4 バリアブル印刷用ソフトウエア
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