ノリリスク・ニッケル
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ノリリスク・ニッケル(ロシア語: ГМК «Норильский никель»、ラテン文字表記の例:MMC Norilsk Nickel)は、ロシアの非鉄金属生産企業。ニッケル・パラジウムの生産において世界最大手であり、主にロシア北部のノリリスク-タルナフ地域で採掘・製錬を行う。2009年のニッケル生産量は30万1千トンで世界全体の22%、パラジウム生産量は280万オンスで世界の38%であった[1]。白金や銅、コバルトなどの生産も手掛け、特に白金では子会社である米モンタナ州ビリングスのスティルウォーター・マイニング社(en)の生産量と併せ世界の4大生産者のひとつであり、銅の生産量でも世界10位以内に入る。なお企業名頭のГМК(MMC)はГорно-металлургическая компания(Mining and Metallurgical Company、採掘冶金会社の意)の略称で、日本語では省略され「ノリリスクニッケル」或いは「ノリリスク社」などとも表記される。
- ^ “Norilsk Nickel - Fact sheet”. MMC Norilsk Nickel. 2011年3月10日閲覧。 パラジウム生産量はスティルウォーター分を除く。
- ^ “Mining Journal - Rusal rejects Norilsk's buy-back offer” (2010年12月18日). 2010年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月18日閲覧。
- ^ “Mining Journal - Norilsk selling Stillwater”. 2010年11月30日閲覧。
- ^ Forbes
- ^ International Herald Tribune
- ^ “Top10 Most Polluted Places - Norrisk,Russia”. ブラックスミス研究所. 2011年2月27日閲覧。
- ^ (ロシア語) РУСАЛ призвал не кормить троллинг по поводу толлинга, Companies' News
- ^ (ロシア語) Экология должна быть экономной? アーカイブ 2011年8月17日 - ウェイバックマシン, Polar pravda, #114, 08/08/2007
- ^ (ロシア語) Вечно далёкие горизонты アーカイブ 2011年8月17日 - ウェイバックマシン, Polar pravda, #77, 06/01/2007
- ^ Hugo Miller (2008年3月10日). “Ships intrude on Arctic's warming waters”. Los Angeles Times 2008年3月10日閲覧. "ノリリスク・ニッケル社はシベリア北の北極海航路航行のため砕氷船五隻を発注した。同社は砕氷船をチャーターせず新造船を購入することとし、少なくとも4億6700万ドルを支出する予定。"
- 1 ノリリスク・ニッケルとは
- 2 ノリリスク・ニッケルの概要
- 3 生産部門
- 4 ライバル企業
ノリリスク・ニッケル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:28 UTC 版)
詳細は「ノリリスク・ニッケル」を参照 1935年に建設されたノリリスク鉱山冶金コンビナートに端を発し、1993年に現在の企業形態となった。ノルニッケルとも呼ばれる。ノリリスク・タルナフが主要な操業地域である。世界でも有数の金属生産企業であり、ニッケルで世界第1位(世界の14%)、パラジウムで第1位(41%)、プラチナで第3位(10%)を占めている。ほかにも、ロジウム、コバルト、銅、銀、金、イリジウム、ルテニウム、セレン、テルル、硫黄の生産も行っている。
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