ネットワークの応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 02:55 UTC 版)
「ARPANET」の記事における「ネットワークの応用」の解説
NCPが標準のネットワークサービスを提供したことで、単一のホストコンピュータ上で複数アプリケーションが動作可能になった。これにより、その上でアプリケーション層のプロトコルが下層とはある程度独立に動作できるようになり、各種応用が生まれることにつながった。1983年にARPANETがインターネットに移行した際、主なアプリケーションプロトコルもTCP/IP上に移植された。 電子メール 1971年、BBNのレイ・トムリンソンが世界初のネットワーク経由の電子メールを送信した (RFC 524, RFC 561)。1973年には、ARPANETのトラフィックの75%が電子メールだった。 ファイル転送 1973年、File Transfer Protocol (FTP) の仕様が定義され (RFC 354)、実装され、ARPANET上でのファイル転送が可能となった。 音声トラフィック 1977年、Network Voice Protocol (NVP) の仕様が定義され (RFC 741)、実装されたが、技術的欠点があったため、ARPANET上で電話会議が機能することはなかった。現代のVoIPが登場するのは、そのずっと後のことである。
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