ニクトゲン化水素とは? わかりやすく解説

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ニクトゲン化水素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 04:31 UTC 版)

ニクトゲン化水素(ニクトゲンかすいそ、英語: hydrogen pnictide、羅Hydrogenium pnictatum, Hydrogenii pnictidum)は、水素ニクトゲン窒素リンヒ素アンチモンビスマス及び人工元素モスコビウム第15族元素)が共有結合で結びついた二元化合物である。水素化ニクトゲン(英語: Pnictogen hydride、羅Pnictogenium hydratum, Pnictogenii hydridum)とも称し、炭化水素のニクトゲンアナログであって、アルカンに対応する直鎖飽和ニクトゲン化水素XnHn+2が命名の基本となり、これはIUPAC組織名では「ニクタン(羅Pnictanum英語: pnictane)」の如く命名されるが、一般に「ニクチン(羅Pnictinum英語: pnictine)」の様な慣用名を有する。即ちニクトゲンがそれぞれ窒素リンヒ素アンチモンビスマス及びモスコビウムの時、ニクトゲン化水素の組織名(慣用名)はアザンホスファンホスフィン)、アルサンアルシン)、スチバンスチビン)、ビスムタンビスムチン)、モスコバン(モスコビン)の如く呼称される。二重結合や環状構造、また官能基に対する命名等はアルカンに準じて行われる。アンモニアは最も一般的なニクトゲン化水素である。


  1. ^ Fricke, Burkhard (1975). “Superheavy elements: a prediction of their chemical and physical properties”. Recent Impact of Physics on Inorganic Chemistry 21: 89–144. doi:10.1007/BFb0116498. 2015-04-18時点におけるアーカイブ。. エラー: |archivedate=を指定した場合、|archiveurl=の指定が必要です。. http://www.researchgate.net/publication/225672062_Superheavy_elements_a_prediction_of_their_chemical_and_physical_properties 2013年10月4日閲覧。. 
  2. ^ a b Greenwood and Earnshaw, pp. 557–8
  3. ^ Greenwood and Earnshaw, pp. 420–4
  4. ^ Greenwood and Earnshaw, pp. 426–7
  5. ^ Greenwood and Earnshaw, pp. 492–3


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