ニカイア攻囲戦とは? わかりやすく解説

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ニカイア攻囲戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 13:28 UTC 版)

ニカイア攻囲戦(ニカイアこういせん、: Siege of Nicaea)は、第1回十字軍の主要な戦闘の一つ。1097年5月14日から6月19日にかけてルーム・セルジューク朝の首都ニカイア十字軍および東ローマ帝国軍が包囲した。ニカイアは十字軍ではなく東ローマの方に降伏した。


  1. ^ Nicolle, The First Crusade 1096-1099: Conquest of the Holy Land,32ページ 「最終的に、ニカイア市外の十字軍の軍勢は、4,200人から4,500人の騎兵、30,000人の歩兵、その他の非戦闘員という数になった。」
  2. ^ Crusades: The Illustrated History, by Thomas F Madden
  3. ^ Pryor, Logistics of Warfare in the Age of the Crusades, pp. 49-50 「加えて、攻撃側は何度も城壁を攻撃し、その多くは弓騎兵からなるクルチ・アルスラーン1世の救援部隊の10,000人ほどを激戦の末破った。」


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ニカイア攻囲戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:05 UTC 版)

第1回十字軍」の記事における「ニカイア攻囲戦」の解説

詳細は「ニカイア攻囲戦」を参照 アレクシオスからアナトリア案内する部隊提供され十字軍将兵ボスポラス海峡渡り最初目標としていた都市ニカイアにたどりついた。ニカイアかつてはビザンツ帝国都市で、住民多くビザンツであったが、ルーム・セルジューク征服、その首都となっていた。十字軍ニカイア攻囲し力攻め避け水源封鎖して兵糧攻めを行うことにした。クルチ・アルスラーン1世アナトリア高原マラティヤ(メリテネ)で、当地セルジュークダニシュメンド朝の王、賢者ダニシュメンド(Danishmend Gazi)と戦っていたが、重武装大軍首都包囲していると聞きあわてて引き返し戦うものの、多大な損害出したため、城内立て篭もるビザンツ住民テュルク人守備隊東ローマ帝国への降伏薦め内陸深くコンヤイコニウム)への退却決めた。この状況伝え聞いたアレクシオス1世は、十字軍ニカイア陥落させた場合略奪を行うに違いない考えひそかに使者派遣してニカイア指導者に降伏するよう交渉行った守備隊説得され住民らは夜ひそかに東ローマ兵を城に入れた1097年6月19日の朝、街を囲んでいた十字軍将兵目覚めて仰天した城壁東ローマ帝国の旗がひるがえっていたからである。この出来事は、十字軍東ローマ帝国の関係に修復できない亀裂もたらした互い不信感決定的になったのである十字軍ニカイア離れ一路エルサレム目指した。東ローマ帝国軍は十字軍道案内しながらアナトリアの西半分領土を、分立するセルジューク諸侯国から回復していった。一方クルチ・アルスラーン1世コンヤ軍勢立て直しセルジューク諸侯救援呼びかけたが救援無かった

※この「ニカイア攻囲戦」の解説は、「第1回十字軍」の解説の一部です。
「ニカイア攻囲戦」を含む「第1回十字軍」の記事については、「第1回十字軍」の概要を参照ください。

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