ドイツ王国とは? わかりやすく解説

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ドイツ王国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 08:44 UTC 版)

ドイツ王国(ドイツおうこく、ラテン語: Regnum Alamanie / Regnum Teutonicumドイツ語: Reich der Deutschen)は、通常は9世紀から10世紀に現在のドイツを中心とする地域を支配した東フランクに成立し[1]、10世紀に成立する神聖ローマ帝国の中核となったドイツ人の王国を指す。ただし、中世近世では公式にはこの言葉は用いられず、史料では単に「王国(regnum)」と呼ばれた[1]。また、ドイツで最も古くに「ドイツ王国(regnum Teutonicorum)」の語が用いられたのは、『ザルツブルク年代記(Annales iuvavenses)』においてであるが、実際にこの語が使われたのは11世紀以降と考えられている[2]


注釈

  1. ^ オットー1世の国王即位及び分割相続の廃止。
  2. ^ 王権がフランク人に限定されなくなる。
  3. ^ 神聖ローマ帝国成立。

出典

  1. ^ a b シュルツェ、p. 25
  2. ^ 瀬原、p. 67。919年のバイエルン公アルヌルフに関する記述であるが、現存する年代記が後年の書写本のみであり、その書写の際に別の語から「Teutonicorum」に書き換えられたと考えられている(三佐川(1996)、p. 102)。
  3. ^ a b シュルツェ、p. 26
  4. ^ シュルツェ、p. 28
  5. ^ シュルツェ、p. 27
  6. ^ シュルツェ、p. 28-30
  7. ^ シュルツェ、p. 30
  8. ^ 瀬原、p. 60-61


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