トムラウシ山とは? わかりやすく解説

トムラウシ山

読み方:トムラウシやま

北海道のほぼ中央位置する山。標高2142メートル大雪山国立公園一部をなしている。

トムラウシ山は10万年以上前火山活動により形成されており、頂上ドーム状の山容、その裾に溶岩台地広がっている。奥深い山であり、豊富な高山植物池沼などで知られる

トムラウシ山へ登ることは必ずしも容易でない夏場でも十分な防寒装備が必要とされ、十分な防寒用意があっても天候次第では遭難する危険がある。2009年7月には夏季登山ツアー参加した観光客およびガイドのうち9名が遭難の末に死亡する事故発生している。

トムラウシ‐やま【トムラウシ山】

読み方:とむらうしやま

北海道中央部大雪山系のほぼ中央にある山。標高2141メートル30万年前の火山活動でできた岩の山。ナキウサギ日本最大生息地大雪山国立公園属する。

トムラウシ山の画像

トムラウシ山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 07:16 UTC 版)

トムラウシ山(富村牛山、富良牛山)は、北海道中央部、上川管内美瑛町十勝管内新得町の境にそびえる大雪山系南部の標高2,141 m。「大雪の奥座敷」と称される。地元では昔から「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)として崇められてきた[3]深田久弥の『日本百名山』に選定されている[4]


  1. ^ a b c 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年4月6日閲覧。
  2. ^ 日本の主な山岳標高(北海道の山)”. 国土地理院. 2011年4月6日閲覧。
  3. ^ トムラウシ山遭難事故 調査報告書 トムラウシ山遭難事故調査特別委員会]
  4. ^ 深田久弥『日本百名山』朝日新聞社、1982年。ISBN 4-02-260871-4 
  5. ^ 及川輝樹 (2019) 日本火山学会講演予稿集
  6. ^ 『アイヌ語地名で旅する北海道』朝日新聞社、2008年3月、88-94頁。  ASIN 4022732032
  7. ^ 大雪山国立公園紹介”. 環境省自然環境局. 2011年4月6日閲覧。
  8. ^ 『日本の山1000』山と溪谷社、1992年8月、23頁。ISBN 4635090256 
  9. ^ a b トムラウシ山安全マップ” (PDF). 新得警察署. 2016年2月6日閲覧。
  10. ^ 『山と溪谷2011年1月号付録(山の便利手帳2011)』山と溪谷社、2010年12月、74-76頁。  ASIN B004DPEH6G
  11. ^ 溝手康史『ツアー登山の形態と安全性 Style and safety of mountaineering tour』日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構、2009年http://www.imsar-j.org/images/stories/mizote/mizo7.pdf2023年6月18日閲覧 
  12. ^ 大雪山系で遭難、10人死亡北海道新聞、2009年7月17日)
  13. ^ 北海道・トムラウシ山、登山の男性死亡 宮城の68歳 北海道新聞、2015年7月8日
  14. ^ NHKアーカイブス保存番組詳細 日本百名山 トムラウシ(1994年9月13日放送)”. NHK. 2011年4月6日閲覧。
  15. ^ さわやか自然百景 (2001年8月5日放送)”. NHK. 2011年4月6日閲覧。
  16. ^ クローズアップ現代 (2009年7月23日放送)”. NHK. 2011年4月6日閲覧。


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