デバイスタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 23:27 UTC 版)
「Compute Express Link」の記事における「デバイスタイプ」の解説
CXLは、次の3種類の主要なデバイスタイプをサポートするように設計されている。 Type 1(CXL.io、CXL.cache)- ローカルメモリのない特殊なアクセラレータ(スマートNICなど)。このタイプのデバイスは、ホストCPUメモリへのコヒーレントアクセスに依存している。 Type 2(CXL.io、CXL.cache、CXL.mem)- 高性能GDDRやHBMローカルメモリを備えた汎用アクセラレータ(GPU、ASIC、FPGA)。このタイプのデバイスは、ホストCPUのメモリにコヒーレントにアクセスしたり、ホストCPUからデバイスのローカルメモリへのコヒーレントまたは非コヒーレントアクセスを提供できる。 Type 3(CXL.io、CXL.mem)- メモリ拡張ボードやストレージクラスメモリ。このタイプのデバイスは、ホストCPUにローカルのDRAMや不揮発性ストレージへの低遅延アクセスを提供する。 Type 2のデバイスは、デバイスドライバーが管理する2つのメモリコヒーレンスモードを実装する。デバイスバイアスモードでは、デバイスはローカルメモリに直接アクセスし、CPUによるキャッシュは実行されない。ホストバイアスモードでは、ホストCPUのキャッシュコントローラーがデバイスメモリへのすべてのアクセスを処理する。コヒーレンスモードは、4 KBページごとに個別に設定でき、Type 2のデバイスのローカルメモリの変換テーブルに保存される。他のCPU間メモリコヒーレンシプロトコルとは異なり、この配置では、ホストCPUメモリコントローラがキャッシュエージェントを実装するだけで済む。このような非対称的なアプローチにより、実装の複雑さが軽減され、待ち時間が短縮される。
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