ダル・セーニョ王家
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「ハーメルンのバイオリン弾き〜シェルクンチク〜」の記事における「ダル・セーニョ王家」の解説
本編では一欠けらの接点も会話もないが、いつの間にか結婚していたダル・セーニョの王子とクラーリィ理事長の妹。再生復興したダルセーニョ王国の国王夫妻として、仲間内では比較的平穏で静かに暮らしている。 トロン・ボーン 剣技の大国ダル・セーニョ王国の国王。魔族に滅ぼされた亡国の王子として、復讐と故国の再興の為ハーメル達の旅に加わり、幾多の苦難と復讐の念を乗り越え剣士としても人としても成長。絶望に立ち向かうその姿は、北の都に囚われ絶望に打ちのめされた人々に勇気を鼓舞し人の心を取り戻させ、当時最強クラスの剣士に数えられた魔界随一の剣客・超獣王ギータを打ち倒した。終戦後祖国復興に努め、念願の再興を成し遂げる。 かつてはメンバー最年少でやんちゃで背が低かったが、今では王としての威厳溢れる風格と落ち着きを見せるまで成長している。当の本人も気付かない間に結婚してしまった妻との生活は悪くないと思っているようになるが、日に日に悪化する妻の発作を止める為、愛する者達を守る為大怪我をしては入退院を繰り広げている。 コル・ネッド ダル・セーニョ王国の王妃。心清らかで優しく夫を支える良き妻で、二十年前には当時のスフォルツェンド女王ホルンからフルートの魔法の指導者として派遣され、一時期勇者一行と共に行動していた。 明るく素直で、十代の若さでホルンから勅命でフルートの魔法指導を任せられた確かな実力、指導力、人格を備えた、芯の強い非の打ち所の無い聡明な人物のように思われるが、実の所その本性は、元々はブラコンの腹黒で、血縁では無いがパンドラ並みの破綻し歪んだ性格をしている(当時珍しい職業であった魔法使いと武闘家の職業スキルを融合させた「魔闘家」という性質も、元をただせば気に入らない相手を魔法と武力で叩きのめす彼女の性格とリンクする)。当時ハーメルに思いを寄せており、そこから色々脱線し黒魔術に手を出した際に自業自得で魔族化。スフォルツェンドの首都を壊滅寸前まで暴走するが、兄の活躍により魔族化が解けた際に性格も改善され現在の優しい性格となる。 活躍分野はギャグパートだけだったが、当時の彼女の実力は(別の意味で)史上最強の生物であったほどで最凶最悪の魔界軍王をも圧倒しかけ、下手したらケストラーとタメを張ったとも言われている。一時期は自由に魔族化していたが、今では年に一度正気を失い(これは発作と呼ばれている)、最近ではさらに悪化している。歴史に記されることがなかったが、大魔王封印後秘密裏に動き出していた恐るべき計画(ケストラーに代わる新たなる脅威)から世界を救っている。
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