磯馴葎
ソナレムグラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 06:25 UTC 版)
ソナレムグラ(学名: Leptopetalum coreanum var. coreanum)はアカネ科の多年草。日本の本州(千葉県以南)から南西諸島、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピン、インド、ミクロネシアに分布。海岸の岩場に生育する。漢字では「磯馴葎」で、磯に生えるムグラ(草むら)と言う意味である[3]。
注釈
- ^ 原記載文献は The Botany of Captain Beechey's Voyage 264頁 (1838年)。
- ^ 元となった学名(バシオニム 英: basionym)は朝鮮の済州島で採取された標本に基づいて記載された Hedyotis coreana H.Lév. (Repertorium Specierum Novarum Regni Vegetabilis. Centralblatt für Sammlung und Veroffentlichung von Einzeldiagnosen neuer Pflanzen 第11巻64頁) である。
- ^ 先述の Hedyotis biflora var. parvifolia を組み替えたもの。後にこの学名には「ナガエソナレムグラ」という和名があてられた[4]。
- ^ 具体的には Debia、Dentella、Dimetia、Edrastima、ヤエヤマハシカグサ属(Exallage)、狭義のフタバムグラ属(Hedyotis)、Involucrella、Kadua、Kohautia、シマザクラ属(Leptopetalum)、ハシカグサ属(Neanotis)、Oldenlandia、Scleromitrion。このうち Debia属とInvolucrella属は Neupane et al. (2015) で新設されたものである。
- ^ バシオニムは太平洋マリアナ諸島産の標本に基づく Oldenlandia strigulosa DC. というもので、これも先述の Oldenlandia crassifolia と全く同じ文献の同ページで記載されたものである。
出典
- ^ Naiki et al. (2016).
- ^ Govaerts et al. (2021).
- ^ 高橋 (2003).
- ^ 邑田・米倉 (2012:179).
- ^ 山崎 (1983).
- ^ a b c Ohi-Toma et al. (2020)
- ^ 植物レッドデータコンプリート
- ^ 日本のレッドデータ検索システム
- 1 ソナレムグラとは
- 2 ソナレムグラの概要
- 3 保護上の位置づけ
固有名詞の分類
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