セム族の移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:28 UTC 版)
紀元前10世紀頃、元々この地域にはアフロ・アジア語族の別の語派であるクシ語派の住民が存在していたが、イエメンにあるサバ王国からセム系の人々が多く移り住んで、彼らはエチオピア北部のイエハ (Yeha) の一帯を中心に繁栄した。だが、その支配範囲はエチオピア北部の狭い範囲に限定され、エチオピア高原全体は部族ごとに分かれて統治されていた。部族は70以上が確認されており、大別すればアムハラ語を中心とするセム語派と、オロモ語やソマリ語を中心するクシ語派に分かれるが、実際にはさらに言語ごとに細分化していた その中ではアムハラ人、次いでオロモ人が有力な部族とされていた。
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