スリッピングロックアップ
ボルボの電子制御5速ATに、燃費を改善するために採用されているロックアップ機構。トルクコンバーターが50km/h程度の定速で部分的にロックされ、エネルギーのロスが減り、スリップも減る。さまざまな条件を満たすと、ロックアッププレッシャーを調節してスリップの程度(50~200rpmの間)を調整する。フルロックアップは、約90km/hで接続される。トルクコンバーターのスリップロスを低減するために用いるロックアップクラッチに、ある程度のスリップ領域を設けることで、減速時により低速までロックアップ領域を広げる制御技術は他社ATにも多くなっている。
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