ジュンガルの登場とは? わかりやすく解説

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ジュンガルの登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 08:34 UTC 版)

ジュンガル」の記事における「ジュンガルの登場」の解説

1619年頃、モンゴルハルハ部アルタン・ハーンのウバシ・ホンタイジ(英語版)はロシア皇帝ツァーリ当時ミハイル・ロマノフ)に使節送り、「カルムィクのカラクラ・タイシャがモンゴルロシアの間にいて、使節往来妨げているので、カラクラ・タイシャの部族両方から挟撃ましょう」と申し出た。この「カルムィク」というのはテュルク語で「留まった者たち」を意味する「カルマーク (qalmāk)」がロシア側で訛った言い方であり、イスラム教改宗しなかった「オイラト」を指す。「カラクラ・タイシャ」というのはジュンガル始祖である「ハラフラ(英語版)」を指す。アルタン・ハーン申し出モスクワ当局によって却下されたが、1620年頃に攻めてきたオイラトトルグート部ジュンガル部アルタン・ハーン自身撃退した。この時、ジュンガル部であったハラフラは妻子奪われ、他のオイラト諸部とともにシベリアロシア領内逃げ込んだ1623年四オイラト英語版連合軍ハルハ部アルタン・ハーンであるウバシ・ホンタイジを殺しモンゴル宗主権から脱した。このことはオイラト語英雄叙事詩『ウバシ・ホンタイジ伝』でも詠われている。

※この「ジュンガルの登場」の解説は、「ジュンガル」の解説の一部です。
「ジュンガルの登場」を含む「ジュンガル」の記事については、「ジュンガル」の概要を参照ください。

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