ジェフ千葉監督時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 09:20 UTC 版)
「ヨジップ・クゼ」の記事における「ジェフ千葉監督時代」の解説
ルワンダ代表監督を辞任し、2008年から千葉の監督に就任。攻撃サッカーを掲げたものの、オフに羽生直剛、山岸智ら日本代表メンバーの主力が5人も移籍した影響は大きく、リーグ11節を終えて0勝2分9敗の勝ち点2、得点8(J1ワースト)、失点25(J1ワースト)という、大差での最下位に低迷した。 チーム浮上のため試行錯誤し、フォーメーションやスタメンを試合毎に変更しつつも、浮上の鍵はつかめないまま、第11節(5月6日)の浦和戦を3-0で敗戦後、チーム幹部を交えて緊急会談。翌5月7日に解任が発表された。 クゼは監督就任時に、オフシーズンの主力大量流出危機を千葉側から知らされ、来日するとクラブハウスに直行し、自ら主力選手の慰留に努めた。しかし、巻誠一郎の引留めには成功したものの、佐藤勇人、羽生直剛らを翻意させることは叶わなかった。雑誌のインタビューの席において、記者から説得した選手たちの移籍を初めて教えられ、「それは本当か?頭が痛くなってきた……」と困惑するコメントを残している。敗戦後の記者会見でも、「主力5人が抜けたこと」をずっと低迷の理由に挙げ続けるなど、就任前の目算が根底から崩れた末の解任劇だった。 解任こそされたものの「2008年シーズンより3年間は解任された場合もその期間の報酬をチームが負担する。但し、代表、もしくはクラブの監督に就任した場合はその日をもって報酬を打ち切る。」という契約を結んでいたため経済面では打撃はほとんどなかったと言われている。
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