サーキット施設不備問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:21 UTC 版)
「韓国グランプリ」の記事における「サーキット施設不備問題」の解説
F1初開催となった2010年10月24日の韓国GPではサーキット施設の不備で開催が危ぶまれ、特に前日23日から降り続く雨によって決勝当日は路面に水が張った状態となり、多くのドライバーが最悪の状況と評した。これは突貫工事で路面を舗装したことによってアスファルトの油分が抜け切れない状況での降雨が重なり、油分と水分が混ざり合って非常に滑りやすい路面となった為である(かなり工期を急いだことで、通常サーキットで行われる排水処理の工事まで手が回らなくなった為とも言われている)。このせいで最初の4周以降は雨がやんでいるのにも関わらず、酷い水飛沫が上がる重度のウェットコンディションが40周以上続き、24台中9台がクラッシュした。 また縁石については路面に紅白のペンキを塗っただけの箇所が多く、その部分は脆くなっている為にマシンが通る度に凹み、縁石上を攻めるとタイヤが宙に浮く現象が発生した。これによりヒスパニア・レーシング・チームの山本左近のマシンが溝となった部分にタイヤを乗せてしまい、ドライコンディションにも関わらず予選でスピンを起こしている。 さらには国際F3スーパープリが11月に開催される予定であったが、開催をキャンセルした。理由は移動式スタンドの強度不十分を理由とした危険性を判断した為であった。
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