サント=マリー=ド=ラ=メールとは? わかりやすく解説

サントマリー‐ド‐ラ‐メール【Saintes-Maries-de-la-Mer】

読み方:さんとまりーどらめーる

フランス南部プロバンス地方ブーシュ‐デュ‐ローヌ県の町。町の名称は「海の聖マリアたち」を意味しイエス磔刑(たっけい)後、聖母の妹のマリアヤコブヨハネ[一]母マリアヨハネマリア=マグダレナ従者サラらが小舟乗ってこの地に流れ着いたという伝説に基づく。伝説ゆかりの教会巡礼者祭りがある。


サント=マリー=ド=ラ=メール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 13:18 UTC 版)

Saintes-Maries-de-la-Mer



行政
フランス
地域圏 (Région) プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏
(département) ブーシュ=デュ=ローヌ県
(arrondissement) アルル郡
小郡 (canton) アルル小郡
INSEEコード 13096
郵便番号 13460
市長任期 ロラン・シャサン
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté d'agglomération Arles-Crau-Camargue-Montagnette
人口動態
人口 2 680人
2015年
人口密度 7.2人/km2
住民の呼称 Saintois
地理
座標 北緯43度27分10秒 東経4度25分43秒 / 北緯43.452778度 東経4.428611度 / 43.452778; 4.428611座標: 北緯43度27分10秒 東経4度25分43秒 / 北緯43.452778度 東経4.428611度 / 43.452778; 4.428611
標高 平均:? m
最低:0 m
最高:6 m
面積 374,61km2 (37 461ha)
Saintes-Maries-de-la-Mer
公式サイト Site de la mairie
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サント=マリー=ド=ラ=メールSaintes-Maries-de-la-Mer)は、フランスブーシュ=デュ=ローヌ県アルル郡の都市。

コミューンの面積は、フランス・メトロポリテーヌにおいてアルル、ヴァル=スニに次いで第3位の広さを持つ。カマルグの主都であり、カトリックの巡礼地であり、プロヴァンスの海辺のリゾート地でもある。

都市の名前は「海(から)の聖マリアたち」の意味であり、この市名は後述の伝説に基づいている。

市名の由来となった伝説

ナザレのイエスが磔刑に処せられた後、マグダラのマリアマリア・サロメマリア・ヤコベ、従者のサラマルタラザロたちが、エルサレムから小舟で逃れてこの地へと流れ着いた。彼女たちのうち、マリア・ヤコベとマリア・サロメの2人とこれに従うサラがこの地に残った。これがこの市の名の由来であるとされる(このため、市名は「海の2人の聖女マリア」などのように訳されることもある)。ちなみに、伝説では、マグダラのマリアはサント=ボーム山塊へ、マルタはタラスコンへ赴いたとされており、それぞれの地には彼女たちにちなんだ伝説が残っている。

観光・祭事

  • 教会 - この地で歿した2人のマリアが眠っているとされる。
  • 5月と10月の祭り - 2人のマリアにちなむ祝日に盛大な祭りが行われる。従者サラがロマ守護聖人であったことから、ロマが大勢集まる祭りとしても知られる。

人口統計

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2015年
2179 2244 2120 2045 2232 2479 2341 2680

参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[1]、2006年以降INSEE[2][3]

姉妹都市

ギャラリー

主な出来事

  • 2020年 - フランス憲兵隊が、トップレス日光浴をしていた女性に服を着るように注意。この様子がSNSを通じて拡散すると憲兵隊を批判し、女性の権利を擁護する声が高まった。憲兵隊はフェイスブックを通じて対応に「不手際」があったと認めたが事態は収束せず、最終的にダルマナン内相が「自由は貴重なものだ。犯した間違いを当局が認めるのは当然のことだ」と表明するに至っている[4]

外部リンク

参照




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