サラール・ジャング博物館
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「ハイデラバード (インド)」の記事における「サラール・ジャング博物館」の解説
目利きの骨董品収集家として世界に知られたサラール・ジャング(ニザーム藩王国宰相)にちなんで名付けられた。彼は祖父、父からも幾ばくかの品を引き継いだが、博物館の展示品のほとんどは、サラール・ジャングが収集したものである。彼は、スポーツや芸術を推奨し、1949年に没した。また、単なる骨董品の収集家ではなく、詩人や作家、美術家の後援者でもあったため、彼の死後に膨大な量の値の付けられないほど高価な収集品が残された。これらが、1968年に現在の場所に移されて博物館となった。 コレクションは、43,000点の美術品、50,000点の書籍であり、久月の日本人形といった日本の工芸品も展示されている。 2006年に増築され、これに伴って日本の展示品は、新しく広く美しい展示室に移された。定時には、博物館一階広場に展示されているニザーム藩王朝時代の古い仕掛け時計が時を告げる。 館内撮影は禁止。金曜日、祝日が休館日となっている。
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