コード変換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 02:07 UTC 版)
開発者が、既存コードの大部分を別の言語に変換する場合、すべてを手動変換するよりもトランスコンパイラを使用するほうがよい場合が多い。「機械的」に変換が可能なのであれば、手動変換するのは単に手数を掛けるだけ無駄なばかりではなく、手作業にはミスがつきものだからである。一方で機械的な変換が不可能な場合もまたあり、ソース言語と目的の言語の組み合わせや、実際のコード次第でもあるがケースバイケースであって、一般論としては何も決定的なことは言えない。 ツール変換元言語変換先言語備考2to3 script Python 2 Python 3 2to3は自動変換プロセスはきわめて優れているが、それでも手動変換が必要となる場合はある。 Emscripten LLVMバイトコード ECMAScript これはC/C++バイトコードをブラウザ等で実行することを可能にする Google Web Toolkit 特別なAPIを用いたJava JavaScript このJavaコードを普通のJavaコードと同等とみなすことは難しい Ocsigen(英語版)のJs_of_ocaml OCaml JavaScript J2Eif Java Eiffel 変換時、Javaに類似したクラスと構造を持つEiffelの構文や慣習を解決する。 C2Eif C Eiffel 変換時、可能な限りクラスと構造をきれいにしようとする。このツールは完璧であり、適切に処理できないCの組み込み関数やアセンブルを除去する。
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