コンプライアンスステア
英語 compilance steer angle
サスペンションやステアリングのたわみによって生じる実舵角の変化をいう。路面からタイヤに働く力やモーメントによって、サスペンションの車体取付け部や構成部品、ステアリング系、アクスルなどがたわみ、実舵角の変化が生じる。このうち、とくにサスペンションの変形によるものをサスペンションコンプライアンスステアといい、力の入力方向に対して、前後力、横力、セルフアライニングトルクの冠をつけて呼ぶ。また、ステア特性への影響に対してコンプライアンスアンダーステア、コンプライアンスオーバーステアという。最近では、車体の部分的な剛性による微小な実舵角変化にも目が向けられている。力またはモーメントに対するコンプライアンスステアの変化割合を、コンプライアンスステア係数という。
参照 サスペンションコンプライアンス、セルフアライニングトルクコンプライアンスステア ※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。
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