コンテクスト・アウェアネスとは? わかりやすく解説

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コンテクスト・アウェアネス

別名:コンテキスト・アウェアネス
【英】Context Awareness

コンテクスト・アウェアネスとは、「文脈認識できる」というほどの意味で、人やモノ環境などの状況の変化に応じて対応することができるもの、という概念のことである。TRON開発者である坂村健によって、ユビキタスコンピューティング真に実現するために必要は不可欠な要素であるとして提唱された。

コンテクスト・アウェアネスであるコンピュータとは、たとえば物体動作電灯点灯消灯、あるいは気温の変化といった、さまざまな事柄に関する状況の変化を、コンピュータネットワーク用いて自動的に認識することのできるようなコンピュータであるとされる。それにはまず、無線ICタグなどの端末あらゆるモノ組み込まれ制御可能となっている必要がある

その上で、たとえば食品についてコンテクスト・アウェアネスな世界実現されれば、個々食品食材がそこでどのようにして育てられたのかを管理するだけでなく、食品事故発生したような場合にも冷蔵庫食品情報読み取った情報端末自動的に食品情報感知して「この食品安全でない」というメッセージ伝えることができるようになるまた、ゴミ処理場などにおいては廃棄物組み込まれ情報をもとにロボット再利用可能なゴミだけをピックアップして仕分けする、といったことも可能となる。


参照リンク
坂村健による講演「ユビキタスコンピューティングが変える社会」
同上、第三章「コンテクスト・アウェアネス」



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