グレイ・イクイバレント(GyEq)
高LET放射線を高線量被ばくしたときの被ばくの程度の指標とするために、同程度の急性の影響を及ぼすX線の吸収線量をグレイ・イクイバレント(GyEq)ということがある。一方、長期的な影響についてはシーベルトという単位が用いられる。実際にグレイ・イクイバレントが表す量は、放射線の種類による影響の度合いの比較を何に着目して行ったかによって異なる。 1999年9月30日に発生したJCO臨界事故の際、事故現場で作業していたJCO社員3名が重篤な被ばくをし、うち1名が 12月21日死亡、さらに翌年4月27日に1名が死亡した。これら3名の線量はそれぞれ 16~20グレイ・イクイバレント(GyEq)、6.0~10GyEq、1~4.5GyEq 程度と発表された。
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