クラッチディスクねじれ特性
駆動系のねじり振動減衰のために取り付けられた、クラッチディスクのトーションスプリングとフリクションワッシャーでつくられるねじり特性をいう。クラッチハブとクラッチプレートとの間にスプリングとフリクションワッシャーを組み込み、ねじり方向への変位を可能にしている。ねじり特性はトルクとねじり角度の関係をX-Yグラフにしたもので、ねじり角が小さいものと大きいものがあり、大きいものはねじり剛性、共振点を下げ、例えばアイドリング時のトランスミッションの歯打ち音を防止する。加速時に発生するトランスミッションの歯打ち音、軽負荷時に発生するデフの歯打ち音などに対応し、ねじり特性(ばね定数、ヒステリシス、ねじれ角)を調整している。
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