キーフィーチャーによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 14:24 UTC 版)
「ビンゴ・ピンボール」の記事における「キーフィーチャーによる分類」の解説
キーフィーチャーとは、カード上の番号を移動させる、あるいはカードのレイアウトを動かすなどして、点灯する番号の並びを上がりの形にアレンジするものである。 なお、ゲームによってはキーフィーチャーを持たず、カードが完全に固定されているものもあるが、そのような機種をまとめて指す言葉が見当たらないので、ここでは仮に「固定カード」と称して説明する。 マジックライン カードの番号を、行、または列の単位で、左右、または上下に一つずつずらすことが出来るタイプ。1954年に初めて登場した。25穴タイプに多い。 マジックスクエア マジックラインに似るが、5列×5行のビンゴカードの4角の、2列×2行の4個の番号を回転させてその位置を変えることが出来るタイプ。1955年から58年にかけて多く製造された。上がりの条件はインラインタイプのみ、穴の数は25穴タイプのみである。 ロトフィーチャー 米国で1951年から57年までビンゴピンボールを製造していたユナイテッド社が、1955年に数機種のみ製造したゲームに採用していたフキーィーチャー。5行×5列のビンゴカードの、中央のスポットを取り囲む8個の番号が、中央のスポットを中心に回転する。 マジックスクリーン 5列×5行のビンゴカードで、番号の位置を変える事はできないが、カードのレイアウトを左にずらすと右側から新たに色で塗り分けられたセクションタイプのレイアウト面が現れ、上がりの条件をセクションタイプに変更できる。バーリー社はこのタイプのゲームを1958年から1963年まで多く製造していたが、その後に製造される機械は殆どがミスティックラインタイプか6カードタイプになった。1980年に思い出したかのように再びこのタイプのキーフィーチャーを持った「マリブビーチ」を製造したが、同社はこの年を最後にビンゴ・ピンボールの製造を中止した。日本においては、シグマ社(現アドアーズ)が、このタイプの機械を多数輸入して稼動させていたほか、自らも新機種を1980年代から約10年の間に14機種製造し、自社ロケに積極的に設置したこともあって、最もポピュラーなタイプとなっている。 ミスティックライン 20穴タイプで、ビンゴカードは5列×4行で4色に塗り分けられたセクションタイプである。カードの左側の2列、及び右側の2列は、それぞれ列単位でそっくり入れ替えられるほか、中央の列の番号を上下に一つずつずらすことが出来る。このタイプのカードを持つゲームの上がりの条件は、全て同色のセクション内の番号が3個以上点灯すると勝ちとなるセクションタイプである。1965年からおよそ10年にわたって製造され続けた。 ホイール ビンゴカードには番号が円形に配置されている。上がりの条件はセクションタイプ。バーリー社が1968年に2機種のみ製造した特殊なタイプ。20穴タイプのみ。 固定カード ビンゴカードの番号が固定されており、レイアウトを変更する機能も無い。ビンゴカードは1枚のみの1カードの他、2カード、3カード、6カードなどのタイプがある。現在、欧州で製造されているピンボール・ビンゴ機の殆どは6カードである。1カード及び2カードの場合は、3列×3行の「スーパーカード」と称する補助カードが付属している場合が多い。
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