キュウリウオ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 04:16 UTC 版)
キュウリウオ科 Osmeridae 英: Smelt は3亜科11属31種。口蓋骨はダンベル状で、腹鰭の鰭条は8本。脂鰭をもつ。側線はあるが、多くの種では不完全である。体色は主に銀色で、体長20cm未満の種類が多い。 ワカサギ亜科 Hypomesinae 1属6種。チカ、ワカサギなど日本で食用とされる種類を含む。チカは沿岸域に生息し河川には遡上しないが、産卵は塩分濃度の低い砂浜で行う。ワカサギは産卵のため遡上するタイプと、生涯を湖などで暮らす陸封型のタイプがある。ワカサギ属 Hypomesus アユ亜科 Plecoglossinae アユ1種のみが所属する。アユ科 Plecoglossidae として扱われることもある。日本および中国大陸沿岸に分布する。アユ属 Plecoglossus キュウリウオ亜科 Osmerinae 9属24種。キュウリウオ・シシャモ・カラフトシシャモ・シラウオなどが属する。カラフトシシャモはシシャモとは別属の異なる魚で、北極海からオホーツク海にかけての寒冷な海に住む。キュウリウオはキュウリのような独特の臭みがあり、名前の由来にもなっている。アリアケシラウオ属 Salanx シラウオ属 Salangichthys ヒメシラウオ属 Neosalanx Protosalanx 属以上4属はかつてシラウオ科 Salangidae としてまとめられていた。 カラフトシシャモ属 Mallotus キュウリウオ属 Osmerus - European smelt シシャモ属 Spirinchus Allosmerus 属 Thaleichthys 属
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