ガラテヤびとへのてがみ【ガラテヤ人への手紙】
ガラテヤびとへのてがみ 【ガラテヤ(Ga -latia)人への手紙】
ガラテヤの信徒への手紙
(ガラテヤ人への手紙 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 07:41 UTC 版)
『ガラテヤの信徒への手紙』(ガラテヤのしんとへのてがみ)は、新約聖書中の一書で、使徒パウロの手によるとされるパウロ書簡の一つ。著者パウロは小アジアの中部、ガラテヤという地域のキリスト教徒の共同体にあててこの手紙を書いている。本書は異邦人のキリスト教徒がユダヤ教の律法をどう考えればいいかという問題を扱っており、この問題は初代教会では重要な問題であった。『ローマの信徒への手紙』とならんでパウロの神学思想がもっとも明快に示された書簡であり、カトリック教会のみならず宗教改革後のプロテスタント教会へも大きな影響を与えた。『ガラテヤ人への手紙』、『ガラテヤ書』とも。また脚注などでは、とりわけ章節を伴う出典参照において、しばしば『ガラテヤ』『ガラ』等と略記される。
- ^ Reference to "The Galatians 2:16-4:31" in: The Orthodox Study Bible, p. 427, St. Athanasius Orthodox Academy, 1983.
- ^ 太田修司「ローマ書におけるピスティスとノモス(1)」『人文・自然研究』第5巻、一橋大学大学教育研究開発センター、2011年3月、256-309頁、doi:10.15057/19025、hdl:10086/19025、ISSN 1882-4625。
- ^ a b c 佐藤研『旅のパウロ』岩波書店、ISBN 978-40-0023795-6、p221-p231
- ^ 清水哲郎『パウロの言語哲学』岩波書店、ISBN 978-40-0026581-2、第1章
- 1 ガラテヤの信徒への手紙とは
- 2 ガラテヤの信徒への手紙の概要
- 3 「ガラテヤ」とは
- 4 成立時期とあて先の問題
- 5 関連項目
ガラテヤ人への手紙と同じ種類の言葉
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