カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林とは? わかりやすく解説

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カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/04 08:54 UTC 版)

カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林(カンペチェしゅうカラクムルのこだいマヤとしとねったいほごりん)は、メキシコカンペチェ州にある同国最大級の自然保護区であるカラクムル生物圏保護区英語版の半分程度と、その地区内に残るカラクムル遺跡群を対象とするUNESCO世界遺産リスト登録物件である。カラクムル遺跡は古典期ティカルと並ぶ強大な勢力を持っていた都市国家の遺跡であり、2002年にそれがまず文化遺産として登録された後、2014年に自然保護区に拡大する形で複合遺産となった。メキシコの世界遺産カリブ海ラテンアメリカ地域では突出した保有件数ではあるが、複合遺産の登録は本件が初であった。また、文化遺産が拡大登録されて複合遺産となった最初の事例でもある。


注釈

  1. ^ 佐藤 2006a(p.2)や市川 2014では6,250、関 & 青山 2005では6,345となっている。
  2. ^ 佐藤 2006aではメキシコで2番目とされており、IUCN 2014ではメキシコ最大とされている。
  3. ^ 2009年の第33回世界遺産委員会での審議のため、その締め切りである2008年2月1日までに推薦書が提出されたことはあったが、書類不備で審議されなかった(List of complete nominations received by 1 February 2008 and for examination by the Committee at its 33rd session (2009) (WHC-08/32.COM/INF.8B3.Rev), p.2)。
  4. ^ 見出しでは「カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市と保護熱帯林」だが、本文中には「カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市と熱帯雨林保護区」とある(東京文化財研究所 2014, p. 241)。
  5. ^ 佐藤 2006aICOMOS 2014は60 km、地球の歩き方編集室 2014は55 km としている。

出典

  1. ^ a b c 佐藤 2006b, p. 2
  2. ^ a b c d e f g 市川 2014, p. 281
  3. ^ 佐藤 2006b, p. 3
  4. ^ 佐藤 2006b, p. 5
  5. ^ 佐藤 2006b, pp. 5–6
  6. ^ 佐藤 2006b, p. 6
  7. ^ 佐藤 2006b, pp. 7–10
  8. ^ 佐藤 2006b, pp. 10–12
  9. ^ a b c 佐藤 2006a, p. 3
  10. ^ 佐藤 2006b, p. 13
  11. ^ a b c 世界遺産検定事務局 2016, p. 387
  12. ^ 関 & 青山 2005, p. 68
  13. ^ a b 佐藤 2006a, pp. 2–3
  14. ^ a b c ICOMOS 2014, p. 43
  15. ^ a b c d e f g h i 関 & 青山 2005, p. 67
  16. ^ a b c 世界遺産アカデミー & 世界遺産検定事務局 2009, p. 149
  17. ^ 佐藤 2006a, p. 7
  18. ^ 青山 2005(口絵ii)
  19. ^ 青山 2015, p. 32
  20. ^ a b c d e 青山 2015, p. 129
  21. ^ 青山 2015, p. 171
  22. ^ 青山 2005, p. 156
  23. ^ 青山 2015, pp. 129, 175–177
  24. ^ 青山 2015, pp. 175–177
  25. ^ 青山 2005, pp. 46, 155
  26. ^ IUCN 2014, p. 117
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  28. ^ a b c d Región de Calakmul Biosphere Reserve, Mexico” (英語). UNESCO (2018年10月). 2023年3月24日閲覧。
  29. ^ a b 佐藤 2006a, p. 5
  30. ^ UNEP-WCMC 2015, p. 5
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  33. ^ a b c d UNEP-WCMC 2015, p. 7
  34. ^ ICOMOS 2002, p. 2
  35. ^ ICOMOS 2002, p. 1
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  38. ^ ICOMOS 2014, p. 42
  39. ^ ICOMOS 2014, p. 49
  40. ^ IUCN 2014, pp. 115–118
  41. ^ 東京文化財研究所 2014, p. 240
  42. ^ 東京文化財研究所 2014, pp. 240–241
  43. ^ a b 東京文化財研究所 2014, p. 241
  44. ^ 日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2013』朝日新聞出版、2013年、p.37
  45. ^ 日本ユネスコ協会連盟 2014, p. 29
  46. ^ 古田 & 古田 2014, p. 189
  47. ^ 東京文化財研究所 2014, p. 239
  48. ^ 『なるほど知図帳・世界2015』昭文社、2015年、p.155
  49. ^ a b 地球の歩き方編集室 2014, p. 272
  50. ^ 佐藤 2006a, p. 4
  51. ^ ICOMOS 2014, p. 46
  52. ^ UNEP-WCMC 2015, p. 8
  53. ^ 佐藤 2006a, pp. 4, 6


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