ホスゲン
ホスゲン
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ホスゲン (英: Phosgene) とは、炭素と酸素と塩素の化合物。二塩化カルボニルなどとも呼ばれる。分子式は COCl2 で、ホルムアルデヒドの水素原子2つを塩素原子で置き換えた構造を持つ。毒性の高い気体であり、毒物及び劇物取締法によって毒物に指定されている[2]。1812年にイギリスの化学者ジョン・デービー(en)(同じく化学者であるハンフリー・デービーの弟)によって発見された[3]。
- ^ Merck Index, 11th Edition, 7310.
- ^ 毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第一条 二十六の四
- ^ John Davy (1812). “On a Gaseous Compound of Carbonic Oxide and Chlorine”. Philosophical Transactions of the Royal Society of London 102: 144–151. doi:10.1098/rstl.1812.0008. ISSN 0261-0523. JSTOR 107310.
- ^ a b c d e 生物・化学兵器への公衆衛生対策(世界保健機関)2004年 P130-133
- ^ 遺棄化学兵器の安全な廃棄技術に向けて 日本学術会議 平成13年7月23日
- ^ 公益財団法人 日本中毒情報センター 化学テロ・化学災害対応体制(概要) P6
- ^ 窒息剤(Choking Agents、Pulmonary Agents) 国立医薬品食品衛生研究所
- ^ 遺棄化学兵器等(内閣大臣官房遺棄化学兵器処理担当室)
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