カブトムシディフェンシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/07 16:23 UTC 版)
カブトムシディフェンシンとは、カブトムシの幼虫の体内に存在する抗菌性ペプチドのこと。細菌の多い腐葉土の中においてカブトムシの幼虫の体内に雑菌が侵入した場合に、これを殺して感染を防止する作用を持つ。カブトムシディフェンシンは1996年、当時の蚕糸・昆虫農業技術研究所(現:農業生物資源研究所)の宮ノ下らにより発見された[1]。アミノ酸残基数は43、配列は以下の通りである。
- ^ Miyanoshita A, Hara S, Sugiyama M, Asaoka A, Taniai K, Yukuhiro F, Yamakawa M (1996). “Isolation and characterization of a new member of the insect defensin family from a beetle, Allomyrina dichotoma.”. Biochem Biophys Res Commun 220 (3): pp. 526-31. PMID 8607799
- ^ NCBI - ACCESSION AAB36306
- ^ 「抗菌性タンパク質カブトムシディフェンシンのタンパク質工学的改変」 蚕糸昆虫研ニュース 45(1999年12月)
- ^ カブトムシから抗生物質を探せ(PDF)
- ^ カブトムシディフェンシン由来改変ペプチドの癌細胞増殖抑制効果 - 日本応用動物昆虫学会第51回大会講演要旨(2007)
- 1 カブトムシディフェンシンとは
- 2 カブトムシディフェンシンの概要
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