カトリック社会主義(社会的カトリシズム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 23:35 UTC 版)
「キリスト教社会主義」の記事における「カトリック社会主義(社会的カトリシズム)」の解説
フランスのカトリックでは19世紀後半にカトリック社会主義(socialisme catholique)という用語があった。しかし、「社会主義」が忌避されるようになり、社会的カトリシズム(catholicisme social)と言い換えられるようになった。このほか、当時のフランスではプロテスタントの活動を指す社会的キリスト教(christianisme social)という用語もあった。 カトリックと自由主義の協力を主張したフェリシテ・ド・ラムネーに対して、教皇グレゴリウス16世は1932年の回勅『ミラリ・ヴォス』で破門を宣告した。ラムネー以外にもラコルデール、モンタランベール、マルク・サンニエなど自由主義的カトリシズムがあるが、フランスの社会的カトリシズムの主流は王党派のアルベール・ドマンやラトゥール・デュパンなどで、反革命、反個人主義、反資本主義の立場であった。
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