エリ (琵琶湖)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/15 13:55 UTC 版)
エリとは、回遊する魚が障害物に当たるとそれに平行に泳ぐ習性を利用して迷路状の網に誘導し、その最深部にある捕魚部に迷い込んだところをタモ網などで掬い上げるエリ漁に用いる漁具である[1][2]。エリには国字の魞が当てられるが、かつては江利と書くこともあった[2][3]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g 佐野 2011, pp. 143–144.
- ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ). “魞”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年10月15日閲覧。
- ^ a b c d e 佐野 2011, pp. 145–147.
- ^ a b 安室 1989, p. 4.
- ^ a b 佐野 2011, pp. 142–143.
- ^ a b c 安室 1989, p. 3.
- ^ 佐野 2011, pp. 157–158.
- ^ 湖魚と近江のくらし 2003, pp. 16–18, 堀越昌子「琵琶湖の固有種と伝統料理」.
- ^ 安室 1989, pp. 2–3.
- ^ 湖魚と近江のくらし 2003, pp. 75–76, 桑村邦彦「フナ」.
- ^ a b c d e f 湖魚と近江のくらし 2003, pp. 225–229, 串岡慶子「守山の魞漁」
- ^ 湖魚と近江のくらし 2003, p. 68, 江頭賀巳「アユ」.
- ^ 安室 1989, pp. 18–24.
- ^ 佐野 2011, pp. 149–152.
- ^ a b 安室 1989, pp. 7–14.
- ^ 倉田 1977, pp. 65–68, 「水産物」.
- ^ 滋賀県教育委員会 1986, pp. 14–15.
- ^ a b “森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム”. pref.shiga.lg.jp. 滋賀県 (2022年). 2022年10月15日閲覧。
- ^ a b c d 安室 1989, pp. 3–7.
- ^ 佐野 2011, pp. 147–148.
- ^ 橋本 2001, pp. 416–417, 「中世における琵琶湖漁撈の実態とその歴史的意義 - 湖辺エコトーンの漁撈を中心に」.
- ^ 佐野 2011, pp. 156–157.
- ^ “「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」について” (PDF) (プレスリリース), 水産庁, (2006年2月17日) 2022年10月15日閲覧。
- 1 エリ (琵琶湖)とは
- 2 エリ (琵琶湖)の概要
- 3 歴史
- 4 脚注
エリ漁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 10:09 UTC 版)
エリ(魞)を用いた定置漁業は、構造や規模は異なるものの、琵琶湖では1000年以上の歴史があるといわれる。ただし、菅浦におけるエリ漁は昭和期になるまで見られず、戦後、菅浦の地域にも竹・すのこによる竹簀エリが立てられていった。現在では網エリを張り、「ツボ」(陥穽部)の周囲に渡した板の上で操業し、アユ・イサザ・小エビ(スジエビ)などを漁獲している。
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