エリクトニオス
エリクトニオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 07:56 UTC 版)
エリクトニオス(古希: Ἐριχθόνιος, Erichthonios)は、ギリシア神話の人物である。有名な人物が2人知られており、
- ^ a b c d e f g アポロドーロス、3巻14・6。
- ^ エウリーピデース『イオーン』20行。
- ^ エウリーピデース『イオーン』267行-270行。
- ^ a b パウサニアス、1巻2・6。
- ^ ヒュギーヌス、166話。
- ^ エウリーピデース『イオーン』21行-22行。
- ^ パウサニアス、1巻18・2。
- ^ エウリーピデース『イオーン』24行-25行。
- ^ アイリアーノス、3巻38話。
- ^ “伝エラトステネス『星座論』(5) しし座・ぎょしゃ座”. 2022年8月31日閲覧。
- ^ ヒュギーヌス、274話。
- ^ アポロドーロス、3巻12・2。
- ^ ヒュギーヌス、271話。
- ^ 『イーリアス』20巻219行-229行。
- 1 エリクトニオスとは
- 2 エリクトニオスの概要
- 3 参考文献
エリクトニオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 22:00 UTC 版)
アテーナーにはエリクトニオスの出生にまつわる伝承が伝えられる。アポロドーロスの伝承では、アテーナーが武器を作るためにヘーパイストスを訪れた際、欲情したヘーパイストスに襲われた。アテーナーは逃げ出したが追いついたヘーパイストスはアテーナーの脚に精液を撒いた。アテーナーは怒り精液を毛(羊毛)で拭うと地に投げ捨てた。この精液が落ちた土からエリクトニオスが生まれた。アテーナーはエリクトニオスを隠し育て、のちに箱に詰めアテーナイ王ケクロプスの娘パンドロソスへと預けた。この時、箱を開けることを禁じられたが、パンドロソスの姉妹は好奇心に負け箱を開け、赤子を巻いている大蛇を見てしまう。彼女たちは大蛇によって滅ぼされたとも、アテーナーの怒りによって狂いアクロポリスから墜死したとも伝えらえる。その後エリクトニオスはアテーナーによってエレクテイオンで育てられ、のちにアテーナイの王となった。 ヒュギーヌスの伝承では、ポセイダーオーンによって唆されたヘーパイストスがアテーネーを妻にしようと寝室へと忍び込んだが、アテーネーは武器をもって抵抗し純潔を守った。このときヘーパイストスは精液を大地へと漏らし、そこから下半身が蛇の形をしたエリクトニオスが生まれた。アテーネーはこの子を育てようと小さな籠に入れ、ケクロプスの3人の娘たちに託した。娘たちが籠を開けたときカラスがその秘密を漏らしたために、娘たちはアテーネーによって狂い海へと身投げした。
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