ウワナリ

デジタル大辞泉

うわ‐なり〔うは‐〕【上鳴り／^▽表鳴り】

読み方：うわなり

笙(しょう)などを吹くとき、正しい音以外に、他の箇所の管中の薄片が共鳴して軽く発する不必要な音。

うわなり〔うはなり〕【嫐】

読み方：うわなり

歌舞伎十八番の一。後妻(うわなり)打ちの風習を題材としたもので、原形は元禄12年（1699）江戸中村座上演の「一心五界玉(いっしんごかいのたま)」にある。

嫐を描いた錦絵／画・香蝶楼豊国 国立国会図書館蔵

うわ‐なり〔うは‐〕【後^＝妻】

読み方：うわなり

１ あとに迎えた妻。上代は前妻または本妻以外の妻をいい、のちには再婚の妻をいう。⇔前妻(こなみ)。

「この—こなみ、一日一夜よろづのことを言ひ語らひて」〈大和・一四一〉

２ ねたみ。嫉妬(しっと)。〈新撰字鏡〉

難読語辞典

後妻

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

あとに迎えた妻

歴史民俗用語辞典

嫐

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

歌舞伎一八番の一。

後妻

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

のちにめとった妻。

別名 次妻

次妻

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

のちにめとった妻。

別名 後妻

歌舞伎・浄瑠璃外題辞典

娚女

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

初演 天保8.3(江戸・市村座)

嫐

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

初演 元禄12.7(江戸・中村座)

嫐

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

初演 明和6.7(江戸・市村座)

古典文学作品名辞典

嫐

読み方：ウワナリ（ｕｗａｎａｒｉ）

分野 歌舞伎

年代 江戸中期

作者 作者未詳