インナー・テンプルとミドル・テンプル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/08 14:27 UTC 版)
「リバティ (行政区画)」の記事における「インナー・テンプルとミドル・テンプル」の解説
インナー・テンプルとミドル・テンプルはテンプル地区として知られるロンドンの一角を占めており、1608年から今日まで特許状に基づくリバティであり、大きな独立性を有していると言われている 。両者は特別区 (Extra-parochial area) (英語版) で歴史的にシティ・オブ・ロンドンの管轄を受けておらず、今日ではほとんどの場面で地方自治体とみなされる 。また両者はロンドン司教 (英語版) の教会管轄権 (英語版) の範囲外にいる。そういう意味で両者は、地理的にはシティ・オブ・ロンドンの地域内にいるが、行政区画的には飛地であるということができる。 インナー及びミドルテンプルの地方自治体としての機能は、1971年テンプルズ令 (Temples Order 1971) (英語版) により担保されており、インナー・テンプルの副収入役 (Sub-Treasurer) とミドル・テンプルの下級収入役 (Under-Treasurer) は、1963年ロンドン自治法 (英語版) により規定されているインナー・ロンドン自治区におけるいくつかの機能を行使できることとされている。1971年テンプルズ令の例外には、住宅・計画・公共福祉及び健康に関連する様々な事項が含まれる。その結果、シティ・オブ・ロンドン議会はそれらの除外された権限あるいは責任を、直接有することとなっている。ロンドン市警察は1857年以来テンプル地区を、強制的にではなく、合意により所轄している。
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