インターレース【interlace】
インターレース 【interlace scanning】
インターレース
現在の日本やアメリカで採用されているNTSCの映像信号は、525 本の走査線によって作り上げられているが、この走査線は60分の1秒ごとに半分の走査線が交互に再現される。この再現方法をインーターレースという。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
インターレース
飛び越し走査のこと。走査線を1本ずつ走査するのではなく、1本おきに走査していく。まず1本目、3本目、5本目と奇数の走査線からなる奇数ゥフィールドを表示して、次に2本目、4本目、6本目…の偶数フィールドを表示する。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
インターレース
インターレースとは、(1)インターネットで用いられる画像の表示形式、あるいは(2)テレビやディスプレイの表示で、左右の走査を上から下へ一本おきに行うことである。
(1)インターレースとは、主にインターネットで用いられる画像の表示形式の一種である。ページをダウンロードする際に、はじめにデータを間引きしたキメの粗い画像が読み込まれ、徐々に精細で鮮明な画像になって行くような表示形式を指す。画像の容量が大きくて回線の速度が遅かったとしても、比較的早い段階から画像の全体像を把握することができるという利点がある。
(2)
テレビやディスプレイの表示で、左右の走査を上から下へ一本おきに行うことである。「飛び越し走査」と呼ばれることも或る。インターレースは、点の集合によって図形を表すラスタスキャン型ディスプレイで用いられる画像の表示形式の一つであり、通常は走査線を一本おきに1枚の画像を2回にわけて出力する。インターレース方式では、画面表示回路の同期周波数も低くできるので、回路設計が簡単になる。一般のテレビモニタは、画面の「ちらつき」を抑え、解像度を上げるために、インターレース方式が採用されている。
一方パソコンのディスプレイでは、ノンインターレースと呼ばれる出力方式が採用されている。通常パソコンのディスプレイでは、描画速度を上げるために、同期周波数の高い画面表示回路を使っており、一枚の画像の走査線が上から順に一度に出力されるノンインターレースが使われることが多い。特に、コンピュータのディスプレイは、静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつきやにじみが生じるため、ほとんどはノンインターレース方式である。ノンインターレースはプログレッシブと呼ばれることもある。
なお、パソコンの場合、同時発色する色数を擬似的に増やすために、2枚の画像を交互に表示させることをインターレースモードと呼ぶことがある。
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