イオン北海道へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:57 UTC 版)
ところが、2003年(平成15年)11月10日にイオンが出資比率を30%に引き上げてポスフールと資本・業務提携し、店舗開発や商品のほか設備・資材などの調達、さらに物流などについて共同で取組むことになり、自主独立の経営に終止符を打つことになった。 この提携を受けて、イオングループとエア・ウォーターの物流子会社エア・ウォーター物流が提携して2004年(平成16年)5月14日に江別市に開設した物流施設「イオン北海道SD」を全店舗の食品・衣料品の検品・ピッキングから配送まで共同で利用してコストダウンを図る。 その後、業績の低迷を受けて2007年(平成19年)2月15日に岩内店を閉店するなどの再建策を進めた。 そして、2007年(平成19年)4月23日に既に筆頭株主だったイオンに第三者割当増資を行って出資比率を34%から53%に引上げて同社の子会社となった。 さらに、同年8月21日にイオン北海道に商号変更すると共に総合スーパー8店とスーパーセンター3店をイオン本体から会社分割して譲渡を受けることになった。 なお、この時点では企業名としての「ポスフール」は消滅することになったものの、店舗名は変更せず、従来通り「ポスフール」の店名が使用され続けた。 このイオンとの経営統合に伴って仕入れ業者の変更などの帳合変更は行わないものの仕入れ価格はイオングループ共通の水準を要求することでコストダウンを図り、規模や駐車場の配置の問題を抱えて売上が低迷していた西岡店を2008年(平成20年)2月に閉店するなど経営の建て直しを進めた。 2008年(平成20年)4月25日には「イオン名寄ショッピングセンター」の核店舗として「ポスフール名寄店」を開店し、イオングループの電子マネーの「WAON」を導入するなどイオンの傘下入り後はグループへの統合が急速に進められ、2011年(平成23年)3月1日にイオングループの総合スーパーのブランド統一の一環としてポスフールも全店イオンへ店名も変更されて店舗名としてのポスフールも消滅してその歴史に終止符を打った。
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