りんご・アルプスおとめ (アルプス乙女)
●長野県松本市の波多腰邦男氏が、1964年に「ふじ」と「紅玉」との混植園で育成・選抜した品種です。果実は長円形で25~50グラムのミニりんごです。果肉はやや硬いですが、糖度が高く酸味も適当で、そのまま生食されたり、屋台のりんご飴の原料に使われたりします。
●バラ科リンゴ属の落葉高木で、学名は Malus domestica cv. AlpsOtome。英名はありません。
ヤマブキ: | 山吹 |
ヤマブキショウマ: | アルンクス・ディオイクス 山吹升麻 |
リンゴ: | アルプス乙女 マルス・シルウェストリス 姫林檎 実海棠 |
アルプス乙女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/21 04:40 UTC 版)
「ふじ」と「紅玉」を混植していた長野県松本市の農園で発見され、育成されたもので、「ふじ」と「紅玉」の偶発実生種とされている。しかし、近年DNAフィンガープリント法による鑑定で「ふじ」と「姫リンゴ」の可能性が高いという結果も出ている[1]。
特徴
果物の重さは40g~60g位のミニリンゴで、果実全体が濃紅色になる。果肉はやや硬く、甘味、酸味がしっかりとあり、濃厚な味。また、皮は渋みを強く感じる[1]。お祭りなどの屋台にあるりんご飴に使用されることが多い。全日空機の機内食に取り上げられたことでも話題になり、広く知られることとなった[2]。
主な産地
主な産地は、発祥の地の長野県で20ヘクタール。次に青森県の4ヘクタール、続いて、山形県の1.5ヘクタール、北海道の1.5ヘクタールとなっている[1]。
収穫時期
長野県だと9月中旬頃から収穫が始まり、青森県産なども含め、出回るのは11月下旬ごろまでとなる[1]。
旬
旬の時期は9月下旬から11月上旬となっている[1]。
出典
- ^ a b c d e “アルプスの乙女<リンゴの品種:旬の果物百科”. foodslink.jp. 2023年7月19日閲覧。
- ^ “アルプス乙女(あるぷすおとめ) - りんご大学”. www.ringodaigaku.com. 2023年7月19日閲覧。
固有名詞の分類
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