アルファ崩壊

実用日本語表現辞典

アルファ崩壊

読み方：アルファほうかい
別表記：アルファー崩壊

原子核の放射性崩壊のうちアルファ線を放出する現象。放射性崩壊には他にベータ崩壊、ガンマ崩壊がある。

（2011年7月31日更新）

デジタル大辞泉

アルファ‐ほうかい〔‐ホウクワイ〕【α崩壊／アルファ崩壊】

読み方：あるふぁほうかい

放射性元素の原子核がα粒子を放出して、ほかの原子核に転換する現象。その際、原子番号は2、質量数は4だけ減少する。α壊変。

原子力放射線用語

アルファ崩壊（壊変）

読み方：あるふぁほうかい
英語表記：alpha－decay

アルファ線を放出する放射性崩壊。アルファ崩壊をした原子核は、その結果、原子番号が２、質量数が４だけ減少した別の原子核に変わる。

ウィキペディア

アルファ崩壊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/25 12:57 UTC 版)

アルファ崩壊（アルファほうかい、α崩壊、英: alpha decay）とは、不安定な原子核が放射線としてアルファ線（α線）を放出する放射性崩壊の一種である。アルファ崩壊が発生する原因は量子力学におけるトンネル効果である。アルファ壊変（アルファかいへん）ともいう。

ウィキペディア小見出し辞書

アルファ崩壊（α 崩壊）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/14 22:46 UTC 版)

「放射性崩壊」の記事における「アルファ崩壊（α 崩壊）」の解説

詳細は「アルファ崩壊」を参照 原子核がヘリウム原子核を放出する放射性崩壊を言う。放出されるヘリウム原子核をアルファ線（α 線）と呼ぶ。ヘリウム原子核は陽子2個と中性子2個からなるため、放出を行った原子は、もともとの陽子の数と中性子の数がそれぞれ2個減った原子に変化する。 核分裂反応の1つとして認識されることもある（例:226Ra→222Rn）。発生メカニズムは量子力学としてはトンネル効果として説明される。これは量子力学における基本的な問題の井戸型ポテンシャルの問題である。