アルバカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:20 UTC 版)
2003年から2004年まで流行したギャルのファッション傾向の1つ。なお、アルバカとは中国語版の日本の若者用語辞典によると「全身をアルバローザで包んだ派手なギャルのこと」とある。実際に語源はファッションブランドのALBA ROSAの略である「アルバ」と、それを熱狂的に好む者の意味から「馬鹿」を加えて「アルバカ」と称した。 ALBA ROSAは1980年代から続くリゾート系ブランドで、1990年代のアムラー・コギャル世代でもカリスマ化されたブランドであった。当時の他のギャルブランドと比較して価格帯が高いため高嶺の花状態になっていた。2003年に大判のツートンカラーのブロックチェックに同ブランドのロゴであるハイビスカスを描いた通称「大柄ハイビ」が大流行し、これを機に全身をALBA ROSAで包み込むアルバカというファッションが流行した。 アルバカは白ギャル・黒ギャルを問わない流行となり一世を風靡していたが、2004年頃よりセンターGUYと呼ばれるマンバファッションをした男性が登場。そして当時のALBA ROSAはレディスのみでメンズの取り扱いはなかったにもかかわらず、彼らもALBA ROSAを好んで着用した。このことからALBA ROSAのブランドイメージが崩れ、当時から流行を見せていたインターネットオークションで大柄ハイビだけが中古流通する事態にまで発展してしまい、最終的にはALBA ROSAが一時休業するまでの事態になった。
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