アトバクオン
アトバコン
【概要】 アトバコンは一般名、化学名はNaphthoquinone、商品名はメプロン、発売はウェルカム社。250mg/錠、189錠/瓶と750mg/5mLの液剤。日本には導入の予定がなく、エイズ治療薬研究班から入手する。
【効能】 ST合剤の服用困難例あるいは無効例で、軽症ないし中等症のニューモシスチス肺炎に対する二次選択薬。ニューモシスチス肺炎以外ではトキソプラズマ脳症、ミクロスポリジウム症が検討中。老人、妊婦、授乳婦では勧められない。
【用法・用量】1回3錠1日3回(1回750mgを1日3回)食直前または食直後に服用、21日間。
【薬物相互作用】リファンピシンやフルコナゾールを併用すると、アトバコンの血中濃度を下げる。
《参照》 ニューモシスチス肺炎、 トキソプラズマ脳症、 希少医薬品、 エイズ治療薬研究班
アトバコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 22:47 UTC 版)
アトバコン(AtovaquoneまたはAtavaquone)はナフトキノン誘導体に属する化合物であり、ニューモシスチス肺炎の治療や予防に使われるほか、プログアニルとの合剤はマラリアの治療にも用いられる。商品名サムチレール。ユビキノンの類縁物質であり、ミトコンドリア内膜でチトクロームbへのユビキノンの結合を阻害し、抗真菌効果を発揮する。
- 1 アトバコンとは
- 2 アトバコンの概要
アトバコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:06 UTC 版)
「ニューモシスチス肺炎」の記事における「アトバコン」の解説
ST合剤で治療を開始し、ST合剤の変更が必要になった場合はアトバコンへの変更がひとつの選択肢と成る。商品名はサムチレール®である。不快な味がすること、高価であることが弱点である。
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